タックル

#12-21波濤



とても嬉しいことに、最近、講習会の卒業生の中で沖磯デビューをする生徒さんが増えております。

ウキフカセ釣りというと、必要な道具が多いなどの理由から、興味はあってもなかなか気軽に手が出せないと躊躇されている方が多いように思われます。
ましてや沖磯となると、渡船の予約方法や渡礁方法など、わからないことが多くなりかなり敷居は高いようです。

しかしながら、一度、沖磯デビューをアシストして体験していただくと、沖磯の神秘的な景色や魚影の濃さ、沖磯でのダイナミックな魚とのやり取りなどに魅了されて、ほとんどの方が沖磯の虜になってしまいます。



そして、そのような方たちから、沖磯デビュー後に決まって尋ねられるのが、「タックルを揃えようと思うのですが、サオはどのようなものがいいですか?」という質問です。

この質問に答えるとき、私は非常に頭を悩ませます。

何故なら、最寄りの釣具屋さんに行ってもらえればおわかりいただけるように、"ウキフカセ釣り用"と銘打ってあるサオは、1万円前後のものから10万円以上のものまでたくさんあるからです。
少々乱暴な言い方をすれば、値段が高ければ高いほど、当然、性能は良く使いやすくなりますし、逆に、1万円前後のものでも、勿論、ウキフカセ釣りのメインターゲットであるメジナやクロダイを釣ることはできます。

それゆえ、このような質問にお答えするとき、まずは「ウキフカセ釣りを本格的に続けていこうと思っていますか?」という質問を私は生徒さん達にさせてもらっております。

この答えが「YES!」であれば、この時点で予算をお伺いして、その予算になるべく見合ったサオをお薦めしているのですが、これまでの経験からすると、初めてウキフカセ用の専用ロッドを購入しようという方の予算は10,000~20,000円程度とおっしゃる方が多いような気がします。



そんなときに、私がお薦めしているサオがダイワの「波濤」です。
号数としては、使用するフィールドに応じて、1.25-50・N、1.25-53・N、1.5-50・N、1.5-53・Nあたりをお薦めしています。
メーカー価格にして32,000~33,000円で、実際には30,000円以下で購入できるのではないかと思います。

それでも、10,000~20,000円程度という予算からすれば予算オーバーになってしまいますが、それでも、これから「ウキフカセ釣りを本格的に続けていこうと思っている」のであれば、私は「波濤」を強くお薦めしております。



それは何故かと言いますと、ダイワの「波濤」には、10,000~20,000円程度のサオにはない、以下に示すような仕様があるからです。

<1.新型スクリューシート>
10,000~20,000円程度のサオは、通常、跳ね上げ式の板シートを採用しておりますが、「波濤」はリールをしっかり保持し、リールがガタつかない形状のスクリュータイプのリールシートを採用しております。
このタイプのリールシートを搭載したことにより、「仕掛けを投入する」「仕掛けを流す」「魚とやり取りをする」といった磯釣りの基本的な動作がストレスなくスムースに行うことが出来ます。



<2.C-IMSG搭載(TOPG除く♯2番節固定まで)>
「波濤」のフカセモデルには、軽量なFUJI製のカーボン樹脂フレームガイド(C-IMSG)が搭載されております。
すなわち、穂先部を軽量化することによって仕掛けを投入したり流す際のサオのブレが軽減され、また、ガイドが傾斜していることにより、穂先部への糸絡みが軽減されるので、釣り人の操作性が格段にアップします。



<3.ガイド合わせマーク>
磯で振り出し竿を伸ばす際、ガイドが曲がらないように真っ直ぐ伸ばすのは意外と難しいものです。
そんな時、ガイド合わせマークがあると、正確かつ迅速に準備を行うことが出来るのですが、この価格帯のサオとしては、はじめて「波濤」に採用されました。



この3つの仕様の他にも、穂先には高感度・高強度の「メガトップ」が採用されていたり、ブランクスには粘りや強度を重視したサオに最適な「高密度HVFカーボン」が採用されていたりと、ダイワの最先端のテクノロジーが搭載されておりますが、何にしろ、上記1.~3.の仕様が搭載されているだけでも、多少の予算オーバーになったとしても、もう少し頑張って「波濤」を手に入れる価値は十分にあるのではないかと私は考えます。

ちなみに、冒頭の画像は、講習会卒業生のピーちゃんが沖磯2回目の時に40.7センチのメジナとやり取りをしている際の画像で、2番目の画像は講習会卒業生のコウスケくんが沖磯2回目の時に35センチのイサキとやり取りをしている際の画像です。
いずれも使用しているサオは「波濤1.25-53・N」です。






2024.07.07 written by 桜井

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